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クラス紹介 台湾の文化と中国語(月・昼) 第2回(6/23)

月曜日15:30「台湾の文化と中国語」クラスの第2回目(6/23)の授業内容をご紹介します。

こちらが担当講師の張原銘老師
張原銘老師

毎回、台湾に関する様々なテーマを取り上げ、張老師に解説していただきます。もちろん美味しい台湾茶とお菓子も欠かせません!

本日のテーマは
「東日本大震災への義捐金が200億円を超えた台湾。“世界で一番日本を支援している台湾”それは何故?」です。

本日のお茶は「桂花烏龍茶」です。
「桂花」とはキンモクセイの花ことで、茶葉の中にオレンジ色の花が混ぜてあります。
桂花烏龍茶

お菓子は「緑茶密梅」と「牛軋糖」です。
緑茶密梅  
これが「緑茶蜜梅」。梅の緑茶シロップ煮とでもいいましょうか。甘酸っぱくてお茶によく合うこのお菓子は、参加者の皆さんにも大好評でした。そして「牛軋糖」は、いわゆる「ヌガー」のことです。

さて、いよいよ本日のテーマについて張老師の解説です。

東日本大震災後、台湾から寄せられた義捐金は200億円以上で世界最多といわれています。
人口はアメリカの10分の1、平均年収は200万円以下の台湾から、何故これほどの支援があったのでしょうか?
その理由を張老師は4つ挙げてくれました。

その1  日本への恩返し
1999年9月21日に台湾中部で起きたM7.8の大地震の際、日本から救助隊と多額の義捐金がおくられたことへの恩返しの気持ちをこめ、台湾の被災者たちは東日本大震災の発生後、いちはやく募金活動を開始しました。

その2  台湾メディアによる東日本大震災の素早い伝達
台湾のケーブルテレビには日本のテレビ番組をそのまま放送するチャンネルがいくつかあり、リアルタイムで日本の報道を見ることができます。

その3  著名人による募金の呼びかけ
大企業の経営者から芸能人、総統までもがテレビで公開募金を呼びかけました。2011年3月18日の夜には、被災者を支援しようと、台湾の各テレビ局が合同でチャリティー生番組を放送。この番組には、馬英九総統や200人以上の台湾の芸能人がノーギャラで参加し、募金を呼びかけました。その結果、番組終了までに7億8800万台湾元(日本円で21億円余り)の義捐金が寄せられ、台湾赤十字を通して日本におくられたそうです。

その4  根底にある親日感情
張老師は、これが最大の理由ではないかとおっしゃいます。
台湾人の親日感情を語るときに、「日本は台湾のインフラを整備した」という話をよく耳にしますが、その一つに烏山頭ダムがあります。1930年に日本人技師、八田與一の指揮のもと築かれました。さらに八田は総延長1万6000キロに及ぶ用水路を整備。それにより台南は穀倉地帯に生まれ変わりました。その功績は台湾の教科書にも載っています。
台南出身の張老師の自宅前にもその用水路は流れていて、幼少時にお父さんが「日本人は立派だ。日本人のおかげで台湾は豊になった」と常々口にすののを聞いていたそうです。
授業ではさらに2013年3月30日付の『産経新聞』の記事が紹介されました。台南市が仙台市に義捐金をおくり、80年越しで八田與一の恩を返したという内容です。もともと七夕祭などの縁で仙台市と交流促進協定を結んでいた台南市では、震災後に「送愛到仙台(仙台に愛を送ろう)」を合言葉に募金運動が始まり、義捐金は1億7000万円に上ったそうです。

八田與一フィギュア
これは八田與一のメモクリップ。こういうお土産物があるほど台湾では有名人のようです。

これら台湾からの支援に対する日本側の反応として、嵯峨の観光鉄道会社が設置した台湾人への感謝の言葉が書かれた看板が紹介されました。
嵯峨野トロッコ看板



張老師は“善的循環(善意の循環)”という中国語こそが、いまの日本と台湾の関係を象徴しているといいます。台湾から多額の義捐金を受けた日本では、その後、台湾に行ってみたい、お礼を言いに行きたいという人が増えたとか。

張老師の話を聞いていると、無性に台湾に行きたくなりますね~

この講座は月曜15:30~17:00
参加費は1回1500円で申し込みは不要
どなたでも自由にご参加いただけますので、お気軽にお越しください。

次回は6月30日(月)15:30~
テーマは「2014年のGW、日本人の海外旅行人気ランキング一位は台湾。台湾の魅力は何だろう?」

その他の講座についてはこちらをご覧ください。
申し込み、問い合わせは日中京都まで。
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ブログ拜見。

こんにちは。
まず、七月二十八日の例会で大変楽しい時間を過ごせたことを感謝申し上げます。
ブログを拜見したところ、張先生が毎回興味深いテーマを取り上げられていらっしゃるようで、見ているこちらも参加したような楽しい心持になりますね。このテーマもその例外ではなく、私が疑問を抱き続けているテーマでもあります。
私が物を失くして困っている時、大丈夫かと日本語で尋ねてくれ、電話番号まで教えてくれた上にわざわざ目的地まで付いて来てくれた親切な台湾人や、友好的なタクシー運転手達に何度も会ったのは一生忘れない良い想い出です。
しかし、同じ統治時代を経験した韓国では、駅の近くに屋台を構えるお婆さんに駅までの道を知らないと言われたり、コンビニやタクシーでボッタクられたり、悪いイメージが強いです。
そういう話をすると、蒋介石の政治が酷かったから親日になったんだという意見をよく耳にしますが、果たしてそれだけなのだろうかと思う程の親切さが台湾人にはあります。
張先生の仰った"善的循環"というのは本当に良い言葉ですね。善に善で報い合うという日本人と台湾人の関係は美しい構図で、世界のお手本になるのに恥じない姿だと思いました。
あの親切な台湾人たちとの出会いのおかげで、日本で困っている台湾人を見つけたらすぐに助けてあげたいなと私も思うようになりました。

話が変わりますが、この記事にある桂花烏龍茶に心惹かれました。
キンモクセイの香りが付いた烏龍茶はどんな味がするんでしょうか。

感謝你的留言!

膨風茶さん

コメントありがとうございます。28日の「台湾のお茶とお菓子」の回では、お茶やお菓子が次々と出てくるのに、意外にのんびりしたムードが流れていて楽しいひとときでしたね。
台湾人の優しさは、確かに感動ものです。たぶん親日だからというだけではなく、そもそも「人懐っこくていい意味でおせっかい」な人が多いのかも。
そういえば先日、台湾出張中に脳幹出血で倒れた日本人男性に対し、匿名で160万台湾ドルを寄付をしてその男性を帰国させたという台湾人企業家がいましたね。寄付をした台湾人企業家は「以前、日本人に親切にしてもらったから」とコメントしたそうですが、そのニュースを知ったとき、張先生の「善の循環」という言葉を思い出しました。
9月から「台湾の文化と中国語」の後期講座が始まりますので、ぜひご参加ください!いつかキンモクセイのウーロン茶に出会えるといいですね〜
プロフィール

日中京子

Author:日中京子
中華圏大好きな日中京子と申します♪京都在住です。
日中友好協会のブログを引き継がせていただきました~
中国って知れば知るほど興味がつきない不思議な国ですよね。
日中友好協会のニュースのほかに、いろいろ京子が思ったことつぶやきます。
どうかよろしくお願いします!
日中友好協会のウエブサイトも新しくなりました。

http://www.nichukyoto.gr.jp/

よかったらお越しください

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