2014-05-03 Sat
皆さん〜こんにちは!NKです。コメント、ありがとう!トマトと卵の汁そばも私の大好物です〜〜懐かしい北京のトマトと卵の炒めを思いながら、後編です。ここからは少し中国語の“西红柿炒鸡蛋”の話をしよう。
もし日本語で調べると「トマトと卵の炒め」も「卵とトマトの炒め」もある。日本語で言うと、まるで早口言葉だ。しかし中国語では“西红柿炒鸡蛋”(トマトと卵の炒め)は一般的で、“鸡蛋炒西红柿”(卵とトマトの炒め)は余り言わない。先にトマトなのか、先に卵なのか意味が違うからである。
中国語には、“修飾語+中心詞”という形が一般的である。修飾語がある場合、とりわけ名詞に修飾語がある時、重要なのはより後ろにあるものだ。ただ、「トマトと卵の炒め」の場合は少し複雑で、ここの「炒める」という“炒”の字は「〜で炒め合わせた」という意味で理解したほうがいいかも。“西红柿炒鸡蛋”はつまり「トマトで炒め合わせた卵(料理)」となり、卵が主役で、トマトは脇役である。逆パタンの「卵とトマトの炒め」という場合はトマトが主役に聞こえる。
それに、“炒鸡蛋”という料理は普通にあるが、“炒西红柿”というものは余り聞かない。
とはいえ、一体トマトが主役なのか、それとも卵が主役なのかについて、これは本質問題に関わるから、難しい議論でしょう。トマトが好きな人がきっとトマトを多めに入れるし、卵が好きな人なら卵を沢山入れるでしょう。人ぞれぞれだから、ここのところを深入りすると、他の中国人から反論が湧いて来るので、このぐらいにしっておこうっと。
しかし、なぜ“西红柿炒鸡蛋”であるのか、理由をもう一つ言えるでしょう。音節と語呂合わせに理由があるかも。ご存知、中国語は一文字一音なので、この料理名を“西红柿”と“炒鸡蛋”で、程よく前半と後半で分けられるので、ちょうど「3音+3音」になる。このようにリズムがよく、言いやすいし、聞きやすい。ただし、逆パタンの“鸡蛋炒西红柿”では、“鸡蛋”+“炒〜西红柿”="2音+1音+3音"になるので、比べるとリズム感が悪い。リズムは非常に大事だから、”曾经沧海难为水” と “蜀道难 难于上青天”とは当然違うだろう。
きっと言いやすい方が流行になるでしょうから、“西红柿炒鸡蛋”に定着してしまったのでしょう。っと言いながらも、実は“鸡蛋炒西红柿”も結構聞くね〜もっと奇妙なことは、同じ家族にも違う言い方が同時使われていて、な〜にも違和感もない、うふふふふ〜
ま〜ま〜沢山言ってしまったのに、結局作って食べてみないと、ということで、今晩のおかずはこれに決まり〜^^!っと言いたいところだが、私はちょっと下手かも、へへへェ〜
ではでは、祝大家过一个愉快的~五一黄金周!!!哦喔,差点儿忘了,日本是不过“五一”的。那就,愉快的黄金周吧! Y(^_^)Y
(もっともっと話したいなら、日中京都へ!NK)